気まぐれ日記 2022年8月

2022年7月はここ

8月1日(月)「今日も無理しないはずが・・・の風さん」
 暑くて昼まで寝ていられなかった。しかし、昨日より少し元気になったかも。微熱もなさそう。
 歩いて投函に行って来た。久しぶりだ。裏の土地の雑草がボーボーに伸びている。今はやっている余裕がない。
 汗が噴き出したのは、帰宅してから。
 ホットミルクとトーストの昼食後、ルーチンを先ずこなした。本来なら月初ルーチンが始まるのだが、作家業がピンチなので、遅らせる。
 やはり気合が入らないので、リビングに降りて休養することにした。ソファでダウン。無理してるからなあ。
 夕方、汗ぐっしょりでソファから起き出した。弱い冷房しか入れていないので、こういう結果か。仕方ない。シャワーで流した。
 ホットタイム後、やっと元気が出てきた。ボケ老人には休養が必須のようだ。
 昨日の地図に続いて、今日は挿入用の画像の修正に取り組んだ。算額など自分で作成したものが多いので、文庫に掲載された状態での見栄えを考えて修正して行った。再校ゲラがあるからできることだ。
 作業を完了したのは、午前4時過ぎだった。またやってしまったか(笑)。
 シャワーを浴びるため風呂場へ行くと、先日、久しぶりに我が家に登場したアシダカグモが風呂の蓋の上にいた。幼児の手のひらサイズだ。あれ以来、ワイフだけが目撃していた。屋内にはエサがないだろうと心配していたが、とにかく生きていてよかった。最後に、窓を開けて出た。エサのある外へ逃げて欲しい。屋内では飼えない(笑)。
 すっかり夜が明けてしまったが、就寝は午前6時。

8月2日(火)「猛暑の中、著者校正・・・の風さん」
 午前11時に目が覚めた。就寝した時点で、これから暑くなるなと思ったので、弱く冷房を入れておいたのだが、起床してカーテンを開けたら、一つの窓が完全に開いていた(笑)。昨日からずっと開けっ放しだった。やれやれ。
 今日は各地で猛暑になると予報が出ていたので、ワイフは、実家の両親が熱中症にならないように注意しに出かけた。
 ホットミルクとトーストの食事を終えて、ルーチンに取り掛かった。今日も、月初ルーチンはほとんどできない。
 スマホには天気予報アプリが3つ入れてある。その中の1つには、各地の現在の気温がすぐ見られるようにしてある。最も気温が高いと思われる、午後3時ころ、当地(自宅のあるポイント)は34度で、名古屋の長女の住まいがある区が41度だった。正確さは疑問だが、温度差でみれば7度もある。やはり当地は温暖である(名古屋よりも)。
 寝不足と暑さで、仕事に戻れなかった。やっと仕事に戻ったのは、晩御飯後のニュース番組を見た後だった。
 文庫の再校ゲラの本文の著者校正に取り掛かった。もはや緻密にやる余裕はない。初校ゲラで疑問を残したところや、再校ゲラで初めて確認できるところ、編集者が書き込んであるところを重点的に見ていった。
 それでも、何とか終えて、シャワーも浴びて、就寝は午前3時を回ってしまった。

8月3日(水)「気合が入ってきた・・・の風さん」
 著者校正済み文庫の再校ゲラを返送した。近くのコンビニを利用した。実は、これで一段落ではない。
 差し替え用の画像提案をしていて、編集者が了解したので、原本の所蔵先を尋ねてあった。その回答メールがあった。一関市博物館だった。ホームページをチェックしたら、確かに出ていた(笑)。早速、知人へメールして、いくつか確認をした。
 その返信が昼にあったので、正式な手続きを編集者へお願いした。仕事の早い編集者はすぐ行動してくれた。そして、博物館の知人からも「もう申請の連絡がありましたよ」と驚きのメールが届いた。
 長編小説の方も、帯のキャッチコピーや内容紹介の文章案が届いた。不思議と頭が冴えてきたので、修正案を提案することにした。やけに気合が入っている。
 児童書の方へ軸足を移さなければならないが、11月の全国和算研究大会秋田大会が気になった。菅原会長と電話で相談し、私が提案していたポスターの作成を進める余裕がないとのことだったので、それでは私がやりましょう、ということになった。こういうパターンは会社の現役時代からよくあることで、何でもやってしまう。晩御飯後、ポスターのたたき台を3時間くらいかけて作成した。皆の意見をもらって、今後リファインしていく。これも気合が入ってきた。
 シャワーを浴びに浴室へ入ったら、アシダカグモがいた。窓を開放しておいても逃げてくれなかったのだ。しかし、浴室にエサ(ゴキなど)はないはずだ。アシダカグモは最初元気に走っていたが、疲れてしまったらしく、ぐったりしていた。空腹に違いない。窓を開放しても無駄らしいので、タオルでくるんで、窓からそっと逃がした。やれやれ。

8月4日(木)「降雨の前に・・・の風さん」
 新型コロナ蔓延とは独立に(数学的表現。反対語は従属的にとなる)、異常気象が続いている。線状降水帯が東北地方で発生している。九州地方や中国地方で何度も発生してきたが、発生地域が北上を続け、とうとう東北地方にまで及んだ。
 愛知県も不安定な天気が続いている。名古屋へ行く用事があって、なかなか行動に移せない。今日もずっと雨だったら、明日にしようと思っていた。すると、曇りがちの天気で、ひどい雨は降りそうもないらしい。こうなると、もう気にするのは新型コロナだけだ。コインパーキング情報を事前に入手して、またキャメロンで出かけることにした。往復で約100キロのドライブになる。
 ブランチ後、出発した。最初の目的地は鶴舞図書館(名古屋市立図書館)である。結局、鶴舞公園のパーキングに駐車した。もう長い間、利用していなかったので、貸出巻を更新することにした。今回見たい本は、愛知県図書館にもなかったから、必要だと思った。ただ、地元の図書館と相互貸借契約がないので、今日借りても、地元で返却ができない。
 目的の本はすぐに見つかった。内容は必要な情報がてんこもりだった。予想に反して定価も安かった。すぐにスマホで購入できるかチェックした。いくつかある購入方法の中から、結局、Amazonの古本を選択した。発注した。来週明けに届きそうだ。もう少し中を読んでから、図書館を出た。その本は借りなかった。
 次の目的地は病院である。お盆前に来院するように言われていた。図書館からは近いが、歩いて移動する距離ではない。最初に決めていたコインパーキングの近くに、もっと安いパーキングがあった。ウナギの寝床みたいなスペースだから安いのだろう。
 往復共一般道を走って、今日の目的を果たした。空は薄暗く、ときどき遠くの空が光り、雨粒も落ちてきた。
 帰宅して、家の中へ入った直後、猛烈な雨が降ってきた。

8月5日(金)「ひたすら雑務の山くずし・・・の風さん」
 児童書の原稿の直しはかなり厄介な感じがしていて、相当の気合が必要だ。こういう時は、雑務の遅れを取り戻して、とりあえず気持ちを楽にしなければならない。
 ホットミルクとトーストの遅い朝食後、キャメロンで外出。予定より25日遅れで、近所の理容店へ。今回は理容師に関することをいくつか質問してみた。専門学校を出てせっかく資格を取っても、10年後に理容師をしている人は2割ぐらいに減ってしまうという。それなら理容師の資格を利用して(シャレではない)、他のことをしているのだろうか。たとえばペットのトリミングとか。それは別の資格が必要だという。最大の理由は、収入が低いからだそうだ。時給の高いコストコでバイトをしてしまうと、そっちへ流れてしまうそうだ。技術や技能を必要とする職業に、もっと対価を、と思ってしまう。
 その後、JAとUFJのATMをはしごし、JPで投函もして帰宅した。自分の通帳は、記入だけしたのだが、残高を見て唖然としてしまう。今年は超多忙なだけでなく、入金も途切れず続いている。にもかかわらず、残高は超低空飛行だ。もし何かの仕事がなかったら、また家計から借金しなければならなかった。作家業も理容師と同様に、対価の低い職業なのかもしれない。とても信じられないことだが。
 帰宅し、小遣い稼ぎをすることにした。マイナンバーカードの第2弾キャンペーンである。健康保険証と振込口座の連携をして15000ポイントが欲しい。連携の手続きは、比較的スムーズにできた。問題は、ポイントをもらうための手続きだった。新たに決済サービスIDの登録が必要になった。何とかできたが、分かりにくかった。
 月初ルーチンの続きで、鏡と排水管そして3台の空気清浄機の掃除をした。気になっていた買い物(Amazon)もした。
 講演などでたくさん名刺を頂戴したが、超多忙で登録ができていなかった。この雑務は深夜になったので、 hairdye と並行して進めることにした。このへんは、雑務とはいえもう気合である。就寝は午前5時を回ってしまった。

8月6日(土)「色々な屋内での仕事・・・の風さん」
 何とか昼前に起床し、ホットミルクとトーストのブランチ後、残っていた月初ルーチンに取り掛かった。レンジフードの掃除とリビングの天井の染み取りである。慣れた作業とはいえ、ボケ老人にはつらい肉体労働である。
 肉体労働が終わってすぐ休憩したかったが、コーヒーを飲む程度にして、実に久しぶりに屋内片付けをすることにした。お盆休みに長女と次女が数日だけ里帰りしてくるからだ。作家業が超々多忙で、ここ数か月できなかった。屋外の草刈りも気になるが、この片付けをすることにした。
 たったそれだけのことで、早くもエネルギー切れとなった。コロナも猛暑も関係ない。先行き不安である。
 長編の再校ゲラが届いた。私にはお盆休みとかはないので、お盆明けに戻するスケジュールである。早速、日割りのページ数を計算して、無理はなさそうと思った。
 こうなると、今後の最大の課題は児童書である。修正に最も必要なのは気合いである。モチベーション、義務感と言ってもよい。始めさえすれば、知恵は出てくるし、テクニックもある。しかし、気合いを入れる簡単な方法はない。動機付けはあらゆることに通じる難題だろう。
 11月の全国和算研究大会秋田大会のためのポスター作りをしている。だんだん本物らしくなってきた。

8月7日(日)「大ショックでも・・・の風さん」
 7時過ぎに目は覚めたが、疲労がとれていないので、また寝たら11時近くなってしまった。やはり、疲労はとれていなかったようだ。
 ワイフとブランチ後、出版社とオンライン打ち合わせをおこなった。長編出版のビジネス的な内容の打ち合わせで、大変ショックだった。出版社の営業が懸命に動いてくれていたので、感謝の気持ちでいっぱいだったが、無名作家の悲しさで、期待通りの反応がなく、初版部数が少なくなるため、売価が専門書並になってしまうとのことだった。専門書ということは、たとえば大学の教科書レベルである。興味を持ってくれた読者がいても、よほどのことがないと手が出ない価格である。これまでの出版社の努力を知っているだけに、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
 もちろん毎回贈呈している分は、自分で購入する。しかし、挨拶代わりに贈呈するには、ちょっと……という以上に抵抗のある価格だ。たくさん余分に購入してストックするのも負担が大きい。
 そういったことがあって、一気に気分が落ち込んでしまった。
 それでも、再校ゲラの著者校正、今日の分はちゃんとできた。5年かけて執筆してきたので、完成度は高い。
 辻真先先生から新刊『殺人の多い料理店』(実業之日本社文庫)が届いた。宮沢賢治がモチーフになっているミステリである。辻先生の旺盛な執筆意欲とアウトプット・パワーには圧倒される。私よりも21歳年長で、これである。今の私など先生の足元にも及ばない。しかし、こういった大先輩がいるから、目標であり、頑張れる。

8月8日(月)「軽い熱中症?・・・の風さん」
 雷雨の恐れはあるが、晴天が続きそうだ。
 ルーチン後、屋外活動に出動した。裏庭の草刈りである。階段部分も雑草に覆われている。こりゃひどい。
 雑草はひどいが、午後3時半なので、バッテリー1個分で撤収しよう。それでも、携帯蚊取り線香の準備から開始。久しぶりなので、とにかく雑草でボーボー(茫々)である。明日以降の作業のしやすさから、物置までの往復通路を確保しておく。続けて、駐車スポットになっている場所を優先的におこなう。ただし、徹底するのは無理。半分くらいに丈を低くする。そうして、ほぼ狙っていたあたりが終わりかけたら、駐車してあった1台が作業の邪魔だと思ったらしく、クルマをどかしてくれた。こうなると、その部分は徹底して刈ることになる。想定外のバッテリー2個目だ。
 しかし、連続運転はモーターの過熱を生じやすくするので、日陰で冷ましている間に、母屋の周囲に除草剤を散布することにした。これも後日、と思っていた作業だ。
 バッテリー2個目で、1台分の駐車スペースをかなり刈り込んだ。
 器具を洗っていたら、ワイフが出てきて、「あなた、死にそうな顔しているわよ」。
 シャワーを浴び、遅いホットタイムをしたが、もうヘロヘロ状態。
 晩御飯後もダウンしていて、検温したら37度あった。軽い熱中症だったのかもしれない。
 それでも、長編の著者校正のノルマだけはこなした。

8月9日(火)「施餓鬼の季節・・・の風さん」
 毎年恒例の施餓鬼、先祖供養をおこなう日だ。先に墓参に行くと、この暑さの中、ぴょん吉がいた。先月はアオガエルだったが、今日のは土色のカエル。焼けるような墓石の上を移動しているが、じっと座っていることも多い。干上がってしまうのではないかと心配だ。
 今年も読経のみの施餓鬼だった。終わった後の精進料理が楽しみなのだが、来年こそはと思う。
 帰宅し、ルーチンを片付けた後、ワイフとドラッグストアへ。ワイフが予約してあるPCR型の抗体検査、たぶん抗体定量検査だろう、を受けるためだ。無料でありがたいが、数量が少ないので、多くの人は受けられない。結果は数日後にメールで届く。
 その後、ショッピングモールへ行った。必要な買い物があった。駐車場が無料開放中だった。つまり、客が少ないということ。まだお盆休みではないが、子どもたちや学生は夏休みのはずだ。しかし、空いていた。冷房の効いた館内は涼しかった。
 朝から動き回ったので、疲れた。暑さもあったろう。しばらくダウン。
 長編の著者校正、今日のノルマはこなした。就寝前に風呂洗いをしておいた。週末は娘二人が里帰りしてくる。

8月10日(水)「秋田大会へ向けて・・・の風さん」
 大雑把に言って、北日本は豪雨、西日本は猛暑。南から台風が北上中。新型コロナの感染者数はピーク状態。とんでもない夏になっている。
 歩いて投函に行って来たが、やはり暑い。
 裏の土地の雑草が気になるが、元気が出ない。書斎でぐったりしていたら、猛烈に背中が痛くなった。何なんだ〜? 直感でロキソニン(アスピリンやアセトアミノフェンでなく)対象だと思った。早速服用した。先日、大静脈解離で死んだ友人も、症状が出たときはこんな痛みではなかったかとふと思った。近くで起きていなければ、自然災害も現実感に乏しい。病気も同じだろう。自分がそうなって初めて、恐ろしい病気の存在に気付くのだ。
 4時から岩手県和算研究会の会長とZOOMで打ち合わせをした。秋田大会へ向けて、密な連携をとらなければならないが、やはり新型コロナが障害になっている。今日の話題は、私が提案している一般向けポスターを使った一般者の集客である。考え方や内容についてほぼ同意が得られたので、具体化できるか検討を進めることにした。
 長編の著者校正は深夜になったが、何とかノルマをこなしている。

8月11日(木)「次女の出迎えの後は・・・の風さん」
 今日もイマイチ元気が出ない。とりあえずルーチンをこなし、長編の著者校正を半分やったところで、出かける時刻になった。今日は、次女が里帰りしてくるのだ。次女は事前の抗原検査で陰性が確認できた。長女は、ちょっと体調が悪いということで、今回の同時里帰りを断念した。
 ワイフと次女の迎えにセントレアへ向かった。感染のリスクをできるだけ防ごうとするなら、移動時間の少ない空路が適当だと思われる。
 先日、飛行機で仙台を往復した時は、飛行場の混雑を感じていた。しかし、今日のセントレアは空いていた。飛行機の発着がないわけではない。おそらく、出迎えが少ないのだろう。里帰りは昨年末以来で、私が次女と会うのは、4月に講演で茨城県へ行って以来だ。到着は少し遅れたが、無事に次女が現れてホッとした。
 セントレアは、レストランも土産物店もどんどん閉まっていくので、近くのショッピングモールへ行き、晩御飯を食べた。そこも空いていた。こんなにみんなが気を付けていても感染拡大はなかなかおさまらない。恐ろしいウィルスだ。
 帰宅し、長編の著者校正の続きに取り掛かったが、どうしても調べなければならないことが発生し、夜が明けた。調べ物は終わったが、ゲラの校正の続きはできなかった。就寝は午前5時を過ぎた。

8月12日(金)「次女が会食へ・・・の風さん」
 睡眠不足だったが、頑張って起床。今日は、棚経の約束があった。
 玄関で片付けをしていたら、やや早く住職さんが来宅した。あわてて仏前へ。昨日のうちにお盆提灯も出して、準備はばっちりだった。正座して読経を聴いても、足はしびれなかった(笑)。
 例年のように住職さんと歓談した。コロナの話の後、月例の墓参で思っていた疑問を尋ねてみた。これまで一度も蚊に刺されたことがなく、何か理由があるのか知りたかった。住職さんによると、蚊がいないわけではなく、場所がたまたま蚊が飛んでこないラッキーなスポットではないかとのことだった。面白かったのは、地区の別のお寺では、境内全域に蚊がいないところがあり、その理由は沢蟹だと思われているとのこと。境内に沢蟹が多く、水のたまるところでは、沢蟹がぼうふらを食べ尽くしてしまうらしい。我が家の墓域には沢蟹はいないが、ぴょん吉がいる。やはりぴょん吉が飛んできた蚊をすぐにつかまえて食べていたのかもしれない。
 次女が、夕方からワイフのアクアで同級生との会食へ向かった。3人の子の中で最も自分で運転しそうもなかった次女がと、ワイフと不思議に思った。無事に帰ってきて、ホッとした。
 長編の著者校正は今夜も難航した。体力不足が一番の原因だ。就寝はまた午前5時を過ぎた。

8月13日(土)「校正の遅れを挽回・・・の風さん」
 昼夜逆転に近い(笑)。いちおう昼前に起床したが、寝不足のような変な感じ。ブランチ後、リビングのフロアでダウン。
 夕方から徐々に復活。ルーチンはできるが、特殊雑務はできず。
 難航していた長編の著者校正は、最後の詰めを何とかクリアした。実は、難航していた部分は、天文暦学に関係した部分で、専門家からの指摘を元に、あらためて一から勉強しないと、まともに校正できなかった。
 最大の難関は昨日までにクリアした。江戸時代の時刻の問題だ。日常生活で使う時刻に関しては、厳密なことはやらない。しかし、今回は、暦つまり太陰太陽暦に関することで、『天保暦』という超オタクのカレンダー表記にしたがって厳密に解釈する必要があった。超オタクの『天保暦』は、ローカルの暦つまりカレンダー(『江戸暦』『仙台暦』『会津暦』など)に反映されていて、月食の説明文の中には時刻が出てくる。これは、日常生活で使う時刻とは違う、天文学者用語になっているのだ。それをあらためて解釈する必要があった。だから時間がかかったのだ。
 修正はかなりの分量になったが、いっそうリアルな作品になった。専門家の指摘に感謝感謝感謝である。
 校正は2日以上遅れていたが、その後、ハイペースで進めて、一気に遅れを挽回した。
 
8月14日(日)「めまいの下で・・・の風さん」
 やや寝不足だが、頑張って起床。ワイフと次女の3人でランチに出かけた。ワイフは数回行ったことがあり、お勧めで、次女も行きたかったらしい。と言うことは、だいぶ以前からあった有名なレストランだった。知らなかったのは私だけ(笑)。
 常滑焼の窯を利用したエンタメ風のレストランだった。価格は安価。初めてノンアルコールの赤ワインを飲んだが、ここのはちょっと・・・(笑)。
 食後、ショッピングモールへ行き、オープンしたばかりの大型ペットショップを見た。長女も興味があって、ここで合流した。お盆休みということもあって、人出が多く、私にとっては驚くべき混雑だった。早くこういった日常に世の中が戻ってほしい。特に、休日に家族連れでにぎわっているのは、実に平和ではないか。ペット類はオープン記念価格で安価だった。
 いったん帰宅し、おやつタイムになる前に、私は書斎でルーチンを片付けた。
 夕方から次女の発案で、近くの保護猫カフェへ行った。昼のレストランと同様に、近くにあることを知らなかった。そもそも猫カフェは初体験である。長い人生では、猫との触れ合いが非常に長く多く、わざわざ猫カフェに行く必要もないと思っていた。長女も大喜びで参加した。ちび助が死んでからもう2年くらいになる。
 初めての猫カフェであり、この店固有の特徴があるだろうが、それらはともかくとして、いきなり30匹くらいの猫部屋での交流は異体験だった。10匹くらいは店の猫で、残りが新たな飼い主を求めている保護猫だった。手術前の猫はケージの中らしい。よく太った保護猫と早速スキンシップが始まった。店の猫の中の1匹も人なつこく私の肩に乗ってきた。
 長女と次女の主張もあって、このよく太った保護猫を家族として迎える候補にすることになった。この保護猫は、最初は地域猫(野良猫がつかまって手術を受けて再び開放された猫)で、その後またつかまって保護猫になった経緯をもっていた。今日は、それ以上のことは分からなかった。後日、店主と相談するこになる。
 帰宅し、晩御飯の前に著者校正の続きをやった。晩御飯後、長女を名古屋まで送り、帰ってきて、また著者校正を始めたが、途中で目が回ってきて、中断した。
 目が回りながらも、二人の娘のことを思った。保護猫を飼うことを主張していたが、それは口実で、今でも我が家が二人にとって癒し空間になっていることだった。ボケ老人が自宅を維持するために努力しているが、しばらくはそういったことにも貢献しそうだ。

8月15日(月)「お盆の送り・・・の風さん」
 めまいが続いていて、普通の時刻に起床できなかった。次女は私が起床する前に家路についた。
 かろうじて、ブランチをワイフと一緒に食べることができた。これが精いっぱい。
 書斎でルーチンを少しこなして、リビングに戻り、おとなしくしているうちに、墓参の時間が来た。
 心月斎の墓地に着くと、薄曇りの空の下、涼しい風が吹いていた。例によって蚊はいない。墓参で苦労したことがないのは、ご先祖様のお蔭だろう。
 13日のお迎えに来たときはけっこう他にも墓参の人がいて、送りの今日も私たちだけではなかったが、往復含めて30分もかからずに毎回墓参ができるのはありがたい。
 その墓地に、永代供養の場所もある。住職さんが参拝用の道を重機を使って工事していることを、棚経の時に教えてもらった。毎月墓参に来られなくなったら、永代供養に移行することになるのだろう。
 保護猫カフェから電話は来なかったが、長女や次女と候補猫を話題にLINEで盛り上がった。長女はペット用バスケットはこれがいいと主張し、次女はペット用バギーまで勧めてきた。私は、いざという時のためのリードを検索して、猫には迷惑らしいとあらためて知った。家族が増えるということは、楽しみである。
 長編のゲラ校正が、スケジュール遅れを取り戻した。明日で終了するだろう。

8月16日(火)「ゲラ校正のラストスパート・・・の風さん」
 今日も体調は良くない。起床後、ぐったりしている(笑)。そのうち永遠に起床しなくなるのか。
 ホットミルクとトーストを食べ、仏壇のお盆セットを片付けた。
 天候は不順だが、晴れていても屋外作業に出動する元気はない。
 ルーチンだけはこなし、特殊雑務は今日もパス。
 長編の再校ゲラの校正の最終日だ。重たい修正は乗り切ったので、あとは楽だろうと思っていたら、意外と要修正箇所が見つかる。文章が気に入らない。引っ掛かるところは直す。どこまで行っても完璧はないから完成もないけれど、ビジネスとしての終わりは来る。
 今日も猫カフェから電話はなかった。
 午前零時を過ぎて、今回の校正結果を原稿に反映させた。
 こんな時間から元気が出ても仕方ないが、ラストスパートは力いっぱいできた。その勢いで、就寝は午前4時(笑)。

8月17日(水)「体温計も電池切れ・・・の風さん」
 再校ゲラを宅配で戻す予定日だが、就寝が遅くて早起きできず。でも、昼前にコンビニまで走って手配してきた。この時間なら明日の午前指定で出版社へ送れる。既に経験済みだ。
 今日もホットミルクとトーストのブランチ後、書斎へ。再校ゲラで難航した部分は、編集者への説明が必要だった。事前にそれを送ることは予告してあったので、長々とメール文を書き、添付ファイルを3つつけて送った。再校ゲラが届く前に見てくれたらベスト、そうでなくても、あの部分で引っ掛かるはずなので、このメールと添付ファイルで確認できる。
 ワイフが4回目のワクチン接種に出かけた。近所だが、初めての医院である。この医院は自宅から最も近くにある病院だ。救急車を呼ぶより早く駆け込むことができる。そのような場合に利用できるかチェックしてもらう意味もあった。
 帰宅したら、4回目の今日は痛かったそうだ。同じ種類の4枚目なので、副反応は大きいはず。痛み止めと解熱剤は用意してある。医院の様子を聞くと、本当に小さな病院で、今後の利用価値ははっきりしなかった(笑)。
 今日も猫カフェから電話がない。名古屋の長女も心配していたので、こちらから電話してみたら、出なかった。客がいないと留守番は不在らしい(笑)。猫はたくさんいるのだが。明日、もう一度電話してみよう。
 いよいよ児童書だが、編集者と疑問に思っていた点(先日、私が名古屋の図書館まで調べに行った件)、だいたい解決したので、説明資料を作成し、メール添付して送った。次の課題は、タイトルの見直しと、原稿の修正である。
 夜になって、ワイフは腕の痛みがあり、発熱までしてきた。さらに体温計の電池が切れかけていることも判明した(コロナの時代になって使用頻度が急激に増していた)。この体温計は病院用で、電池交換できないタイプなので、早速ネット発注した。

8月18日(木)「新武器で草刈り・・・の風さん」
 4回目のワクチン接種の副反応のため、昨夜来、ワイフはダウン中。私はじゃんじゃん痛み止めと解熱剤を服用したが、いくら勧めても、また「病気じゃないのだから」と説明しても、できるだけ服用せずにやり過ごそうという昔ながらの考え方から脱却できず、ダウンしたまま耐えている(私の半分も薬を服用していない)。今朝は、スポーツドリンクが欲しいというので、購入してきたが、これじゃ風邪をひいているのと同じじゃん。ワクチンは、ウィルスが来たと体をだましているだけで、新型コロナになるわけではないし、まして風邪をひいて肺炎に進展するわけでもない。抗体を作らせることが本質的な役割なのだ。副反応は薬で緩和してよいのである。
 珍しく、今日は終日雨が降りそうもなかった。このチャンスは逃してはいけないと、屋外作業に出動した。今日の秘密兵器は、次女のダンナからプレゼントされたネックファンだ。首に手拭いを巻いた上に、このネックファンをのせて、草刈りをすることにした。風が出て快適なだけでなく、顔のあたりに飛んでくる虫も防いでくれそうだ。腰に装着した携帯蚊取り線香と合わせて、強力な武器だ。雑草がひどく伸びているので、バッテリー1個でやめた。
 2か月に1度の風呂の防カビ燻蒸のタイミングでもあった。シャワーを浴びる前に、風呂洗いをしておいた。
 夜になってもワイフは復活せず、まあ、これは休養になると思って、そのままにしておいた。
 晩御飯は、ワイフの勧めで、冷凍きしめんを作って食べた。出汁がうまかった。
 猫カフェから電話がないので、こちらから電話し、代表をフォローするようにお願いした。代表は忙しい人らしい。
 夜は、重要なメールをいくつか出したところで、本日は閉店。防カビ燻蒸は明日にする。

8月19日(金)「保護猫は振り出しに・・・の風さん」
 昼前にキャメロンで外出。JAとUFJのATMを渡り歩いて帰宅。
 ワイフとブランチ後、風呂洗いした浴室の防カビ燻蒸を開始。書斎へ行きルーチンを片付けた。
 燻蒸が終わったのを見定めて、換気を開始。完全武装で屋外作業へ。
 ネックファンを一段階強くし、携帯蚊取りも装着して、草刈りの続きをやった。今日もバッテリー1個分で、昨日と合わせて半分近く終わった感じ。今日はシャワーを浴びる前にかき氷を作って食べようと思ったら、肝心の氷がない。古いアイスクリームを引っ張り出して、少し体を冷やしてからシャワーを浴びた。
 なかなか猫カフェから電話がないので、オーナーに直接かけてみた。オーナーも電話しようと思っていたらしいが、それはともかく、驚くべき情報が! 家族全員が気に入っていた候補猫は、なんとスタッフ猫(オーナーの所有猫)だった。首輪の有無で判別できるのだが、首輪をしていなかった。留守番の人も知らなかった。結局、保護猫ゲット作戦は振り出しに戻った。オーナーによると、来月早々に入ってくる猫が3匹準備中で(ワクチン接種などするらしい)、その中に候補猫と似た猫がいるらしい。
 明日は、全国和算研究大会秋田大会の準備打ち合わせが現地でおこなわれる。私は出席できないが、そして新型コロナと豪雨が続いているが、進展することを祈っている。

8月20日(土)「ニューフェース導入・・・の風さん」
 今日も草刈りをしたかったが、他にやりたいことも多かったので、それは中止。
 リビングの掛け時計は、時報がメロディとからくり動作になっていたが、購入時に「うるさい」と不評で、もう10年以上も停止したままだった。にぎやかなことが好きな私は、そろそろ再起動させてもいいかも、と思い、電池を入れてスイッチをオンにした。ワイフはすっかり忘れていたらしく、すんなり受け入れてくれた(しめしめ)。
 保護猫を飼いだすと屋内が汚れると、ちらっとワイフが不平をもらしたので、まだ当分先と思っていたロボット掃除機を発注し、今日、届いた。狙っていたメーカーの下位機種で、しかも中古、だから定価の3分の2くらいで買えた。これは小型なので将来は2階専用にするつもりだ。広い1階は、アレクサとも連動する高級機種にしたい……が、その前に片付けとリフォームが終わらねば。夕方、ワイフに紹介したら、最初は驚いていたが、賢く掃除して回り、最後は充電ドックに自動で戻るのを見て感動。本当に隅々がきれいになったので、すんなり受け入れてくれた(しめしめ)。
 あちこちへ電話したりメールしたりしたが、思い通りになかなかならなかった。
 秋田の打ち合わせはうまくいったろうか。
 児童書の書き直しをしているうちに夜が更けた。

8月21日(日)「急げ児童書の原稿修正・・・の風さん」
 昼前にコンビニまで走り、宅配を送ってきた。児童書の挿し絵の関係で、資料をエージェントに送ったのだ。
 明日、人間ドック(健診と脳ドック)を受けるので、その最終準備をおこなった。健保組合への補助金申請が重要なので、2年前の写しを引っ張り出して、それを見ながら新しい申請用紙を用意した。
 あとは児童書の原稿修正に専念。
 昨日ワイフが好感をもったロボット掃除機のゴミの捨て方を二人で確認した。簡単というより、昨日のひと働きでわたボコりをたくさん吸い込んでいたのでワイフが感嘆(かんたん違い)し、またひと働きしてもらった。完全に我が家の一員になった、ただし掃除人だが(笑)。
 児童書の原稿修正は順調に進んだが、明日の人間ドックのため、徹夜するわけにいかず、午前零時で中断した。明日は絶対に完成させよう(徹夜になるかもしれないが)。

8月22日(月)「また徹夜だぜ・・・の風さん」
 目覚ましで起床。午前中、人間ドックなので、朝食は抜くが水だけしっかり飲んでおいた。
 キャメロンで出発。余裕で早く到着。準備はバッチリなので、するすると進んでいく。メタボ検査でコロナ痩せから大きく戻ってしまったことを確認(笑)。左の聴力にやや難発見。右の視力が少し良くなった。今年は脳ドックなので、腹部は超音波。時間がかかる脳ドックの間にウトウトしてしまった。疲れている。医師に大静脈解離について質問し忘れ。
 帰宅して、ワイフとブランチ・ルーチン後、児童書の原稿修正に取り掛かった。終盤までになるべく削除できるところを削除して、終盤を充実させるのが今回の狙いだ。
 長編の入稿前チェックが出版社でされていて、やはり1行はみ出る箇所があり、1行分減らすところを探して提案することになった。すぐにできた。これでもう、著者としてやることは終わりになりそうだ。1か月後には、5年かけた作品が世に出る。自分の人生でどうしても書かなければならなかった作品になる。
 晩御飯までに、削除の方が一段落し、いよいよ終盤の充実になった。
 充実とは言っても説明を追加するのではなく、物語をもっと発展させるのである。場面を増やしてドラマチックにすることだ。しかし、そのためには、アイデアや発想というか着想がないといけない。キャメロンを運転していて、この発想を得ることがよくあるが、今回は書きながらというやり方になった。
 結局、徹夜になったが、この充実は不十分なままに終わった。節約した原稿枚数が残っているのがせめてもの救いだ。アイデアさえあれば、加筆できる。

8月23日(火)「徹夜明け?・・・の風さん」
 今朝の6時ころ就寝して、11時半ころ起床。
 ホットミルクとトーストのブランチ後、書斎へ。セミナー会社とオンライン打ち合わせがあった。Teamsを使ったオンラインセミナーなので、事前に通信状態を確認するのが先方の目的だった。今回はMacBookAirでおこなうつもりなので、そのことも説明して、無事に確認と打ち合わせは終了した。開催は確実とのことで、来週明けにテキストデータを送付することになる。仕事があるというのはありがたい。
 ドラッグストアへまとめ買いに行った。今日は晴天で、日差しが真夏のようだった。
 睡眠不足のはずだが、その後バッタリ・ダウンということもなく、ルーチンや雑務を処理した。
 覚えていないが、何かのおまけでもらえたポンタポイント250が明日が使用期限だという。ふだん百均での買い物も重視している私なので、250ポイントを無駄にしたくない。長女が教えてくれたやり方で、購入する品物を探した。検索するとき、最初から安い物順で送料無料を条件にするのである。先週、穴があいて捨てたソックスを補充した。送料無料の270円で、追加で支払う20円もクイズで手に入れた20ポイントを使うので、ほとんどタダで手に入れることになる。ボケ老人ビンボー作家らしい、つつましい買い物になった(笑)。
 深夜、通院している眼科の予約をネットからおこなった。なんと来年の1月下旬である。

8月24日(水)「今後のスケジュールは?・・・の風さん」
 相変わらず早起きはできない。トーストとホットミルクのランチ(!)後、キャメロンで外出。JAで定期預金の処置を半分して帰宅。残りは明日だ(日にちを変えて申し込むと特典が色々とある)。
 コーヒーを飲んで水分を補給してから、屋外作業に出動。今日も晴天で、暑いけれど、雑草は伸びているから、やらねばならぬ。終了後、今年最初のかき氷を作って食べた。いちごミルク。冷てぇ〜、けど美味い(笑)。少し体が冷えたところでシャワーを浴びて着替えた。長編の出版日程がほぼ決まったこともあり、それと秋田大会準備スケジュールを早急に決めることになった。
 先ず、長編のキャンペーン活動は、出版直後ということで、9月下旬が狙い目だ。秋田大会の準備は、1か月前ということで10月初旬と、同じく狙い目を定めた。秋田での活動は、現地でのサポートの関係もあるので、関係者へ打診のメールを送った。全滅でない限り、そこで決行する。全日空(ANA)のタイムセールが、明日の17時までなので、それまでにホテルやレンタカーも確保することになる。
 残るは、京都だ。当初、目的の行動を一つにしぼって、キャメロンで日帰り往復と考えていたが、現地で案内していただく先生がご病気とのことで、見直しが必要になった。
 来月以降、実に久しぶりにおとな向けの歴史・時代小説を出すので、以前からお誘いのあった日本歴史時代作家協会に入会することにした。その申込書を作成した。

8月25日(木)「10月のスケジュールが確定・・・の風さん」
 相変わらず早起きできない。トーストとホットミルクのランチ後……って、昨日と全く同じじゃん(笑)、キャメロンで外出。
 JAでキャンペーンの定期の手続きをし、JPで秋田高校150周年の寄付を振り込んで帰宅した。今日もけっこう暑い。
 秋田大会の準備のための旅行日程に対して、NGという返信はなかったので、具体的な計画を組むことにした。
 タイムセールで航空チケットだけでなく、ホテルやレンタカーも同時に手配できる。かつては自由度を求めてバラバラに予約していたので、今回もそれが可能か探ってみた。先ず定宿が確保できるかである。……ダメだった。6月の仙台と同じ状況だった。新型コロナは依然として猛威をふるっているが、人々は活動を再開しているのだ。仙台の経験を生かして、ホテルとセットで予約することにした。ところが、タイムセール最終日だからだろう、セット対象のホテルが満室ばかり。とりあえず秋田市内はおさえた。もう1か所は適当なホテルがなかった。
 続いて、レンタカーもセットにするとお手頃価格になるかチェックすることにした。もちろんクルマは軽である。2泊3日で借りても安価だったので、これで決まり。あとは、手順通りに進めた。
 問題はもう1か所のホテルである。定宿をあたってみたら、シングルでの予約ができない。すべて2人料金での予約である。近隣の他のホテルも同じで、この2年間で世の中、変わってしまったらしい。文句を言っていても仕方ないので、定宿に2人料金で確保した(ポイントがまだ有効だったのはありがたかった)。
 今日はあと、10月の上部内視鏡検査の予約をし、日曜日のZOOM打ち合わせの開催案内を送った。
 ボケ老人は意外と忙しい。

8月26日(金)「知人の訃報・・・の風さん」
 9時起床。今日もあれこれ忙しい。頑張らねば。朝食は抜きで、バタバタと動き出した。
 ルーチン後、電話をかけたりとったり。少し前進。
 キャメロンで外出。久しぶりにたまった雑誌類(ちゃんとヒモで縛っておいた)を近所の収集所へ廃棄した。それからGSへ移動し、満タン給油。イベントの景品もばっちり確保して帰宅した。
 ワイフとおはぎのランチ後、完全武装で屋外作業に出動。簡単には終わらない草刈りを、今日もバッテリー1個分こなした。最近雨があまり降らないので助かる。片付け後、またかき氷を作って体を冷やしてからシャワーを浴びた。労働の後の爽快感は実にいい。しかし、直後、疲労で昼寝(笑)。
 歴史長編小説の出版スケジュールは知っていたが、文庫がどうなっているのか確認したら、長編より1週間近く早い動きになっていた。ほぼ同時とも言える。献本先の決定など、急がねばならない。
 長編小説の献本先の一人に、送り先確認メールを送ったが、なぜか届かなかった。変だと思い、ネット検索で調べたら、昨年末に急逝されていた。知らなかった。新型コロナ騒動の陰で、情報が伝わらないことが多い。これもその一つだろう。お世話になった先生である。合掌
 今夜から長女が里帰りしてきた。

8月27日(土)「オンライン打ち合わせ・・・の風さん」
 今年に入ってから相談中だった『江戸の天才数学者』(新潮選書)の電子書籍販売が、来月早々に始まる。Amazonの歴史ノンフィクション部門でベストセラー1位が続いた本で、6刷まで行っていて、残部も少ない。ここで、電子書籍化すると、電子書籍ユーザーに訴求するだけでなく、電子書籍のPR効果で、紙の本も売れ始めるというマーケティング戦略によるものである。来月以降、新刊が続くので、あらゆる機会をとらえて、相乗効果を狙う。来月初めから、自分のSNSも活用していこうと思う。
 ということで、歩いて投函に行ったのは、電子書籍の出版契約書の送付だった。
 11月の全国和算研究大会秋田大会へ向けて、その準備と自分の新刊のPRを合わせてやらなければならない。やることが多く、ボケのせいで頭の中は混乱しているが、少しずつやる。
 今夜、岩手県和算研究会の会長とオンライン打ち合わせをおこなった。月末に案内書を発送するので、その内容の詰めと、私が作成している一般向けイベント(無料の展示と講演)のポスターである。今夜、あらためて注力することが決まったのは、協賛団体の確保である。可能性のある団体へ、先ずアプローチしていかねばならない。
 児童書の方は、昨日、編集者と電話で打ち合わせをし、その結果、昨夜、物語の舞台となっている地域の地図を、今夜、原稿の中で迷っている件を説明する画像データを送った。
 週明けの月曜日には、児童書と秋田大会、それぞれのオンライン打ち合わせを予定している。

8月28日(日)「また保護猫カフェ・・・の風さん」
 何となく疲労が抜けない感じで起き出した。最近まったく出品していないメルカリで参考書が売れたので、昨夜のうちに梱包はしてあり、コンビニまで発送に行って来た。純利益は90円だが、捨てることなく、誰かの役に立つのはうれしいことだ。
 昨日から長女のダンナも来宅している。近所で、昨日はライブ、今日は朝から海岸のごみ拾いを追っかけているタレントとしに行った。二人が戻って来たので、4人で昼食を摂り、その後、めいめいリラックスタイムだが、私はまたベッドに逆戻りした。
 週明けにオンラインセミナー用のテキストデータを送ることになっている。昼寝から覚めて、ようやくそれに着手した。
 夕方から4人で保護猫カフェに出かけた。前回の次女は抜けているが、第一候補がスタッフ猫だったので、次の候補がいるか、遊びがてら出かけた。今回も、私が中に入るとすぐグレーの猫が寄ってきた。首輪をしていないがスタッフ猫だった猫である。やはり、私とは相性が良いらしい。
 1時間の交流の結果、長女が強く勧める猫が候補になった。私も気に入ったが、左目が涙目になっていて、病気らしい。早く治してあげたいと思った。その後、4人で外食し、次女の意見も聞いて、明日、オーナーに考えを伝えることにした。
 オンラインセミナー用のテキスト作成の続きをやった。すべて終わって就寝したのは、午前2時だった。

8月29日(月)「オンライン打ち合わせ・・・の風さん」
 今朝送ったオンラインセミナー用テキストを受領したというメールが、起床前に届いた。生活時間帯がずれているからこういうことになる(笑)。
 遅く、階下へおりていくと、今日まで滞在中の長女は、午前中の教室が終わったワイフと一緒に、出かけていなかった。
 面倒なので、食事はホットミルクのみ。
 14時から児童書のオンライン打ち合わせがあった。主に挿し絵と表紙カバーデザインについてだったが、私の原稿がまだ確定していない部分が何か所もあり、申し訳ない気持ちになった。打ち合わせは1時間以上かかり、あらためて自分の課題を認識した。
 ルーチン後、帰宅した二人とホットタイムにした。二人は新しい家族(保護猫カフェから受け入れる候補猫)のための準備の買い物がメインだった。長女が気に行った猫が候補なので、長女のモチベーションが最高潮になっているのだ。私が提案しても反対するワイフが、了解したおかげで、たくさんそろってきた。これはありがたいことだ。
 秋田大会の準備も加速している。菅原会長が月末に開催案内を郵送するからだ。私は、一般向けのイベントの準備に注力している。ポスターの改訂も重ねている。
 19時から菅原会長とオンライン打ち合わせをおこなった。電話と違って無料でやれるので、やはり便利だ。結果をポスターの改訂に反映した。バージョン10である。いちおう「案」という形で、開催案内に同封されるだろう。次は、9月の福島〜仙台めぐりで、PRに使おうと思っている。そこではもう「案」と書けないだろう。さらに次の10月初旬の秋田行きでは、ほぼ確定した内容のポスターにして、秋田県内でばらまいてくる。楽しみだ。
 晩御飯後、長女を名古屋まで送った。

8月30日(火)「また徹夜だ・・・の風さん」
 来月初旬に2冊出版が予定されている。献本先、贈呈先などを整理し、出版社へお願いしなければならない。今回、2冊ほぼ同時というのが初体験で、あわてふためいている(笑)。
 先に指示の連絡があった長編の方から準備を始めた。しかし、勝手にリストを作ればいいわけではない。PRをお願いする必要もある。事前の連絡と、そのお願いをしてから、リストに入れることになる。しばらくご無沙汰している相手の場合、住所が変わっていないかといった確認も必要だ。
 もう手紙での連絡・確認は間に合わないので、今日、3か所に電話してみた。送付先として確定した。先ずはひと安心。
 リストと言えば、明日、会社の先輩がやっているぶどう園に行くので、そこからの送付先リストも作らねばならなかった。当地の名産は色々ある。送付先にも名産がたくさんある。だぶらないように送ることが大事だ。毎年あれこれと工夫するのは良いが、過去の履歴を忘れてしまう。結局、ここ1〜2年のお付き合い状況で判断するしかない。
 児童書の第一章の中に出てくる、土木工事用具の解釈を間違っていることが昨夜判明し、編集者へデータを送ったところ、第一章の修正を指示された。当然のことだ。比較的短時間で修正できると思い、深夜、 hairdye をしながらやっていたが、できない。シャワーを浴びてきた後も、修正を続け、終った時には朝日が高く昇っていた。 

8月31日(水)「徹夜明けも忙しく・・・の風さん」
 今朝の午前7時近くに就寝し、正午直前に起床したときには、長女がネット発注したキャット・キャリアーは届いていた。
 自分が気に入った猫を選んだので、まだトライアルも始まっていないのに、これはプレゼントである(笑)。このキャリアーは、多機能である(私ならシンプルなものを選ぶが)。モバイルバッテリーを搭載すると、ファンやライトが使える。しかし、組み立てや操作が難しく、私は途中で投げ出し、意外なことにワイフがすべてやった。動作確認ができたので、不良品で返却という最悪の事態にはならなかった。ラインで長女へ伝えると、喜んでいた。
 ランチ後すぐ、晴天の下、ワイフとアクアで出かけた。昨年に続き、会社の先輩が運営しているぶどう園へ行く約束だった。昨夜の徹夜や、キャリアーの確認などで時間が遅くなったので、有料道路で突っ走った。かなり遠いのだが、30分とかからず到着した。やはり今日の販売はほとんど終了していて、我が家やご近所の分を手に入れ、あと宅配(明日以降の収穫分から発送してもらう)を6個頼んだ。
 先輩夫婦と世間話をしたが、老後の懸命な生き方、特に自分の得意技を生かすことなど、共感できることが多かった。
 せっかくここまで来たので、近くのショッピングモールに寄ってから帰ることにした。リニューアル後、来るのは初めてだた。同じ系列でも、いつも行くモールとの違いが多い。人々はマスク姿だが、日常に戻りつつあることを感じて楽しい。
 長編の献本先のリストを作成して出版社へ送った。児童書の執筆を再開した。ツムツムの月末イベントを完遂した。今夜の最後の仕事は、我が家の全カレンダーの更新だった。 


2022年9月はここ

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